令和2年(2020年) 9月定例会

令和2年9月28日(月曜日)
トキスマにぎわい交流館設置条例案への賛成討論


田中文代の発言は、背景を青色で表示しています。

◆田中文代
 チーム創生の田中文代です。常任委員会に続いて本議案に賛成の立場で討論させていただきます。
 私たちのまちのデパート井筒屋が閉店して、もう2年近くがたとうとしております。閉店後の施設については、当初、商工会議所の皆さんが取得に動かれましたが、役員会で否決となり、その後、このままでは市の目抜き通りが空洞化してしまうということを憂慮された有志の方々が寄附を募られ、それを市に託されました。
 その寄附の受け取りについて、その議案を全会一致で可決したことは、今、ここにおられる皆さん、御記憶におありかと思います。その後、現地の詳細な調査と費用の比較検討の後、昨年11月には新築への建て替えではなく改築という利活用の方針が発表されました。
 続いて、市民アンケートやサウンディングが重ねられ、今年3月には、今回の議案であるトキスマにぎわい交流館の基本構想についても、それを含む形で策定されました宇部市中心市街地活性化基本計画が内閣総理大臣の認定を受けました。
 今回、上程されております議案については、全て段階を踏んで準備を進められてきたものです。本議案を付託されました産業建設委員会では、時間をかけて様々に質疑がなされました。改築工事についての耐震化の安全性やそのための費用に関する疑問については、現場の一番近くにおられる設計に携わっておられる建築の方々から、専門家のお立場から真摯にお答え、御説明いただきました。
 今後の本市の財政負担に関する不安については、副市長にも委員会に来ていただいてお答えいただきました。質疑を尽くした形で採決がなされ、賛成多数で可決いたしました。
 今回、議案に掲げられておりますトキスマにぎわい交流館、これは市民アンケートの結果を反映して長年その設置が切望されてきました子育て支援施設、子どもプラザの機能が含まれております。これは、若い子育て世代にとっては本当に希望の施設です。こういう施設があるなら、結婚したら宇部に住みたい、そう願ってもらえる施設です。
 また、長引くコロナ禍において、社会全体のデジタル化が加速化する中、テレワークの推進等により都市部からの若い世代の流出が始まる、これから始まるという昨今、本市が移住先として選んでもらえるかどうか大きな一助となり得る施設でもあります。
 また、20代、30代、若い世代の自分の子供たちを都市圏に出してしまっている、大都市圏に出してしまっている、本市に暮らす親たちからすれば、「こんな施設もあるよ、帰っておいで」と、子供たちにUターンを呼びかけられる施設でもあります。
 将来の財政負担を不安視する声もありますが、その前に本市は何もない、そう見限って納税者がいなくなっては元も子もありません。若い人たちに、このまちで暮らそう、このまちで働こう、このまちで子供を育てよう、税金を納めても惜しくないと思ってもらえるには、この施設が必要と考えます。
 2年近くもかけて段階を踏んで進めてきたこのまちづくりの具体策にストップをかけてしまっては全てが無に帰します。国からの補助についても次のチャンスはもうありません。本議案は賛成すべきものと強く訴えさせていただき、私の討論を終わります。