平成29年(2017年) 6月定例会
平成29年6月14日(水)
1. 市庁舎建設に向けた市民参画のあり方について
田中文代の発言は、背景を青色で表示しています。
◆田中文代
おはようございます。チーム創生、田中文代です。通告に従いまして、新市庁舎建設に向けた市民参画のあり方について質問させていただきます。
昭和33年に建設され、7回の増改築を重ねて今の姿がある市役所本庁舎は、建設当初から既に58年が経過し、老朽化と保全費用の増大、耐震性能と防災拠点機能の不足、ユニバーサルデザインへの対応不足、インターネットや空調など業務における利便性、効率性の不足など、挙げれば切りがありませんが、一刻も早く建てかえが望まれている状況にあります。
市庁舎建てかえの現在の進捗状況としては、平成26年に示された本庁舎建設に係る基本的な考え方(素案)に端を発して、その後、数々の委員会、ワークショップが開催されて、昨年8月に宇部市本庁舎建設基本計画が発表され、市議会に対しても、10月に今後のスケジュールや概算事業費についての説明がなされたところです。
これらの中で、新市庁舎建設に向けての市の姿勢として繰り返し示されてきたのが、ワークショップ等による市民参画です。基本計画の中に示された図式によりますと、新市庁舎づくりの基本理念である7つのコンセプトに、にぎわいエコまち計画の市役所周辺地区の整備方針をプラスして、新市庁舎の役割、求めるべき姿を設定したその上で、アンケートや市民ワークショップによって、それを実現化することとなっています。
また、この基本計画の序文において久保田市長は、「新庁舎が単なる行政庁舎にとどまらず、市民の交流の場、まちづくりの拠点として、中心市街地に大きな波及効果をもたらす「にぎわい創出に向けたプロジェクト」となるためには、市民の皆様が積極的に庁舎づくりに参画し意見や知恵を出しあっていただくことが必要と考えていますので、市民の皆様をはじめ、関係機関・団体の皆様の一層のご理解とご協力をお願いいたします。」と述べられ、ここでも市民参画あっての新市庁舎建設であることを明言されておられます。
しかしながら、これまで開催されてきた市民ワークショップに参加されてきた方たちの間からは、「自分たちが出した意見や提案は本当に実現されるのか」といった疑念の声や、「もう、あらかじめ青写真ができ上がっていて、自分たちは意見を出しても無駄なのではないのか」といった諦めの声を少なからず聞いております。
もちろん、参加者の方たちお一人お一人の御意見、御提案を全て実現することなどできはしませんが、こういった声が出てくる背景には何があるのか、いま一度、市として本来の市民参画のあり方をはっきりお示しいただくためにも、これまでのワークショップ等の状況や進め方、あるいは今後について、今回質問をさせていただきたいと思います。
新市庁舎建設に向けた市民参画のあり方について。
1、これまでの市民ワークショップ開催の目的・成果。
これまで、本庁舎建設検討市民委員会や新庁舎建設ワークショップなど、名前を変えながら開催されてきた計9回の市民ワークショップについて、それぞれの開催の目的と成果をお示しください。
2、コンサルタント業者への委託料とその内容。
庁舎建設に関する一連のワークショップについては、コンサルタント業者に委託する形で開催されていたと思いますが、その委託料と具体的な内容についてお示しください。
3、今後のワークショップの進め方。
市のホームページを見ますと、基本設計についての市民ワークショップがあと3回、7月、8月、9月に予定されております。これらのワークショップで出てきた意見、提案は、実際どのように基本設計に反映されていくことになるのかお答えください。
以上で、私の壇上での質問を終わります。
◎久保田后子市長
田中議員の御質問にお答えをいたします。
御質問、新市庁舎建設に向けた市民参画のあり方について。
第1点、これまでのワークショップ開催の目的・成果についてのお尋ねです。
本市は、平成24年6月から新庁舎建設の本格的な検討を開始し、平成27年3月、宇部市本庁舎建設基本構想、そして平成28年8月、宇部市本庁舎建設基本計画を策定し、現在は基本設計を実施しているところです。
新庁舎建設に当たっては、各段階において利用者である市民や関係団体の代表者などから、ワークショップや市民委員会を通じて御意見をいただいてきました。
まず、基本構想に市民の意見を反映させるため、平成26年4月から平成26年11月の期間に、ワークショップ形式で6回の市民委員会を開催いたしました。
このワークショップでは、まず、本庁舎建てかえの必要性──建てかえるか建てかえないか、まずその必要性ですね、そして、それでは新庁舎づくりは何のためにやるのか、基本目標、そして、そのための基本的な機能、そして、どこに建てるか──建設場所ですね、そういったものを取りまとめた提言書を市に提出いただいたところです。
この提言書と宇部市議会からの報告書、そして、行政で取りまとめた基本的な考え方をもとにして、新庁舎づくりの基本理念と新庁舎建設に当たっての7つのコンセプト、そして、新庁舎の位置などを基本構想として取りまとめました。
次に、基本計画の策定に当たっては、新庁舎の性能、そして機能を定めることを目的にして、平成27年8月と10月に2回のワークショップを開催いたしました。
このワークショップをもとに、新庁舎について備えるべき安全性、経済性、環境性、快適性、利便性、これら5つの性能と、導入すべき執務機能、議会機能、防災機能、窓口機能、市民活動支援機能、まちづくり拠点機能、これら6つの機能を整理し、基本計画に反映いたしました。これらは全てワークショップで出されたものをまとめたものでございます。つけ加えておきます。
第2点、コンサルタント業者への委託料とその内容についてです。
新庁舎建設に関して設計コンサルタント業者へ発注した業務委託は、基本計画の策定業務と現在実施している基本設計・実施設計業務の2件です。
まず、宇部市本庁舎建設基本計画策定支援業務では、委託業者は株式会社日建設計大阪オフィスで、委託料は1,479万6,000円です。
主な業務内容は、現在の本庁舎の現状と新庁舎の必要性、新庁舎の機能・配置・適正規模、概算金額などの調査、整理及び検討と、外部検討委員会、ワークショップなどへの総合的支援です。
次に、宇部市新庁舎建設基本設計・実施設計業務では、委託業者は佐藤総合計画・美建築設計共同企業体で、委託料は、債務負担行為を設定し、約2年間で2億7,756万円です。
主な業務内容は、建物の構造や配置、階数、各階の基本的なレイアウト、具体的な機能や設備、概算工事費などを取りまとめる基本設計と、工事施工に向けた詳細な設計図書の作成と積算を行う実施設計です。
さらに、このほかの業務として、透視図の作成、模型の製作、概略工事の工程表の作成、各種申請手続、市民説明等に必要な資料作成、ワークショップの実施などがあります。
なお、基本構想については、市でワークショップ形式の市民委員会を開催し取りまとめたことから、コンサルタント業者への委託は行っていません。
第3点、今後のワークショップの進め方についてですが、現在取り組んでいる基本設計では、基本計画で整理をした導入すべき6つの機能のうち、市民が主体となって利用する市民活動支援機能とまちづくり拠点機能の2つの機能について、ワークショップで意見やアイデアを出していただき、整理・検討し、基本設計へ具体的に反映していくことにしています。
まず、市民活動支援機能については、市民みずからがつくる交流の場として、情報発信コーナーや多目的ホールのあり方、また、みずからが活動でき、持続可能な市民活動となるようなソフトづくりについても議論をしていただく予定です。
次に、まちづくり拠点機能については、真締川公園や常盤通りとのつながりを持った庁舎前広場、バス待合スペース、飲食・休憩スペースのあり方や、まちなかにぎわい創出のための庁舎を中心とした回遊性についても議論していただく予定です。
今回のワークショップは全4回で行うことにしており、初回を5月20日に新天町アーケード内で開催いたしました。
初回は、まず、ワークショップの目的や基本計画の概要、議論のたたき台として、設計者の技術提案を説明いたしました。
その後、市民活動支援のスペースや庁舎前広場を有効に使うため、「市民活動支援スペースや広場でこんなことができたらいいナ!」ということをテーマにして、グループでアイデアを出して話し合いを重ね、広場の活用、人が集まる場所、市民活動への応援など、約30に上る提案をいただいたところです。
2回目、3回目は、実現可能な提案になるよう、運用面としての規模や機能など、また経済面としての事業費などについて、総合的に議論を行っていただく予定です。
4回目では、3回目までの議論した内容に設計業者が専門的な考えを加えた計画案を提示して、ワークショップの参加者に加え、広く市民からも意見をいただく予定です。
このほかに、ユニバーサルデザイン等への対応として、子育てや障害者などの団体を対象に意見交換会などを開催していく予定です。
このように、市民が積極的に庁舎づくりに参画し、意見や知恵を出し合い、議論を重ねることで、新庁舎が単なる行政庁舎にとどまらず、市民の交流の場、まちづくりの拠点として中心市街地に大きな波及効果をもたらす、にぎわい創出に向けたプロジェクトにしていきたいと考えています。
以上で、私の壇上での答弁を終わります。
◆田中文代
市長の思いのこもった御答弁、ありがとうございました。
それでは、再質問、要望等に移らせていただきたいと思います。
壇上では3つの項目について質問させていただきましたが、この再質問の内容につきましては、いただいた御答弁の内容について重なり合うような内容になっているものがございますことを、あらかじめ御了承いただければと思います。
それでは、まず、再質問の1点目ですが、コンサルタント業者への委託についてです。
現在までに行われました9回の市民ワークショップのうち、第1回から第6回のワークショップについては市民委員会という名称で開催されており、御答弁にありましたようにコンサルタント業者への委託はなされておりません。このワークショップの部分をコンサルタント業者に委託される、あるいはされない、この判断、目的の違いはそもそも何なのでしょうか。
◎白石光芳都市整備部長
お答えをいたします。
段階を追って説明をさせていただきたいと思います。
まず、基本構想は本庁舎建てかえの必要性や新庁舎の建設場所、基本理念、コンセプトなど、新庁舎の基本的な考え方を市が取りまとめたものでございます。この構想に市民の声を反映させるため、構想を取りまとめる市がワークショップ形式で市民委員会を開催したものでございまして、業者には委託をしておりません。
次に、基本計画は新庁舎の性能と機能、配置計画、事業計画を取りまとめたものでございます。また、基本設計は建物の構造や配置、階数、各階の基本的なレイアウト、具体的な機能や設備などを取りまとめるものでございます。この基本計画や基本設計の取りまとめを行うためには高度な専門的な知識と、それから豊富な経験が必要でございまして、この2つの業務につきましてはコンサルタント業者に委託をしているところでございます。
基本計画では、ワークショップにより新庁舎の性能と機能についての市民の考えや意見をお聞きし、計画に反映をいたしました。また、基本設計では、導入すべき機能のうち、市民が主役となる市民活動支援機能とまちづくり拠点機能の2つの機能について、ワークショップにより利用者である市民の声を整理、集約いたしまして、設計に落とし込む作業を行ってまいります。
このように、基本計画、基本設計をまとめるに当たりましては、市民の声を反映させるということは大変重要な作業でありますので、一連の業務としてワークショップの運営を、それぞれの業務を担当いたしますコンサルタント業者に委託したものでございます。
以上でございます。
◆田中文代
ありがとうございました。
専門的な知識が必要ということで、コンサルタント業者に委託しているというお話でした。
建物の規模にもよりますけれども、こういった市民の意見を集約するワークショップに関しては、私はかねがね、もっと市の職員の方たちが中に入っていただければという思いを持っております。4月にオープンいたしましたときわ公園の植物館のリニューアルに関しましては、御承知のとおり、プラントハンターの西畠清順氏をアドバイザーにお迎えして、植物館のコンセプトや館内の施設について何度も市民ワークショップを重ねてこられ、結果としてあのようなすばらしい、世界を旅する植物館の開館となったわけですが、この件に関しては外部のコンサルタント業者への委託はありません。自前でワークショップを開催されておられます。
今回の新市庁舎のワークショップにしても、市民の思いを具現化するという意味では同じ方向のものだと思われるわけで、このような新しい建造物建築の過程における市民参画の意義の1つは、自分たちがかかわってつくった、自分たちがよいものをつくろうと頑張ったというプライド醸成にあるかと思われます。現在9回のワークショップの参加者の方たちの中から、なかなか不完全燃焼のような感想しか漏れてこないのは非常に残念に思っているところであります。
次の質問に移ります。市役所のホームページによりますと、ワークショップ参加者の募集は、もう既に締め切られたということになっております。5月20日のワークショップ参加者52名の方たちの構成を事務局にお伺いしたところ、52名のうち女性は10名足らずで、当日、高校や大学の先生に引率されて来られた学生さんたちも多い一方で、30代、40代といった子育て世代、働く現役世代の方の参加が少ないなど、人員構成について、かなり隔たりがあるように思いました。
御答弁によれば、今後予定されている3回のワークショップについて、最後の1回で、ワークショップ参加者に加え、広く市民からも意見をいただくということでしたが、最初のほうの2回については、このメンバーの方たちで実施されるということでしょうか。全4回の最後の4回目だけ人員構成を変えられるという、この意図は何でしょうか。
◎白石光芳都市整備部長
お答えをいたします。
平成29年度の第1回目のワークショップ、さきの5月に開催したワークショップでは、登録をされた方に加え、当日の参加者も受け入れて実施をいたしました。
また、第2回、第3回のワークショップについても同様に、当日の参加者や前回参加されていなかった方についても受け入れる予定で、市のホームページなどでも御案内をしてまいります。
そして、最後になります第4回は、基本設計段階におけるワークショップのまとめといたしまして、第3回までのワークショップで議論された内容に、設計者が専門的な考えを加え、計画案を提示いたしまして、ワークショップの参加者や当日来られた市民からも広く意見を聞きまして、市民が主体となって利用する市民活動支援機能とまちづくり拠点機能の2つの機能についての方向づけをしたいというふうに考えているところでございます。
以上でございます。
◆田中文代
ありがとうございました。
7月と8月に行われるワークショップについても、新たな参加者も受け付けるということですね。ぜひ、参加募集を広く呼びかけていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
続いての質問に移ります。御答弁では、5月20日のワークショップでは約30に上る市民の方たちからの御提案があったということですが、これらの具体的な内容について教えてください。
◎白石光芳都市整備部長
平成29年度のワークショップでは、先ほども申しておりましたように、市民活動支援機能とまちづくり拠点機能の2つの機能についての意見やアイデアを出し合っていただき、利用者である市民の声を整理、検討して設計に反映していきたいというふうに考えているところでございます。
そこで、5月20日に開催いたしましたワークショップでは、まず庁舎内部の施設設備として、ギャラリー、それから情報発信・展示コーナーがある食堂やカフェ、市民活動の案内板、NPOなどの打ち合わせ空間などの御提案がございました。また、広場の活用といたしましては、定期的にフリーマーケットや飲食系のイベントなどができる広場、あるいは宇部まつりや新川市まつりなどの拠点となる広場、こういった御提案があったところでございます。
以上でございます。
◆田中文代
ありがとうございます。
いろいろな人々の集まる拠点としての市役所ということで、さまざまな御提案をいただいているようです。
それでは次に、これらの市民の方たちからの御提案も含めて、今後の意見集約と今後のワークショップの関係についてお伺いしたいと思いますが、平成28年8月に策定された宇部市本庁舎建設基本計画については、事前にパブリックコメントの募集をされまして、その中で、市民の方から寄せられた新市庁舎の機能や規模による御意見について、市の考え方としては新庁舎の階数──これは1階、2階という階数ですね──階数や導入する機能、各部署の配置等については、設計段階で市民の皆様の御意見を伺いながら、来庁者の利便性や事務の効率化等に配慮していきますということをホームページの中に示されております。
今回5月に行われましたワークショップについては、基本計画に示された6つの機能のうち、市民活動支援機能とまちづくり拠点機能についての観点からは協議があったようですが、残りの4つの機能、執務機能、議会機能、防災機能、窓口機能についてはワークショップの導入がなかったような印象を受けます。これらの機能については、どういう形で今後、市民の意見を反映していかれるお考えでしょうか。
◎白石光芳都市整備部長
お答えをいたします。
市民が主役となって使っていただく機能の市民活動支援機能、まちづくり拠点機能については、今申し上げましたようにワークショップのほうで意見を整理していきたいというふうに考えております。
それから、窓口機能のユニバーサルデザインなどの対応につきましては、子育てや障害者などの団体を対象に、目的に応じた個別の意見交換会などを開催いたしまして、設計に反映をしていきたいというふうに考えております。
また、基本設計の全般につきましては、素案としてまとめられた段階で市議会の特別委員会にお示しするとともに、市民説明会やパブリックコメント、こういったことを通じまして、広く市民の意見をいただきたいというふうに考えております。
以上でございます。
◆田中文代
ありがとうございます。
具体的には、個別の意見交換会などを今後開催されていかれるということですが、それに関しましても、いろいろな団体の方に呼びかけられると思いますけれども、漏れがないように、ぜひ、よろしくお願いいたします。
では、最後の再質問をしたいと思いますが、御答弁にありましたように基本計画策定支援業務のコンサルタント業者への委託料、これが1,479万6,000円ということになっておりまして、これだけでも私の感覚からするとかなり高額なのですが、基本設計、実施設計業務の委託料は2億7,756万円と、実際の建築工事に取りかかる前に、設計やお金の計算だけでこれだけのお金がまず動くということを、私は多くの市民がもっと知るべきではないかというふうに考えます。これが市を挙げての一大プロジェクトであるということ、一人でももっと多くの市民の方たちが我が事として認識する必要があると思うわけですが、新市庁舎建設に向けて、まだまだ市民の方々への理解と周知が進んでいないように感じるのですが、そのあたりはいかがお考えでしょうか。
◎白石光芳都市整備部長
お答えをいたします。
基本計画策定中の平成27年7月に、市役所建てかえに関する市民アンケート調査を行いました。ここで、市役所の建てかえについて検討しているということにつきまして、知っている、あるいは聞いたことがあるというふうに御回答いただいた方は、合わせて約6割でございました。一方、知らなかったという御回答は約4割ございました。
その後、新庁舎の建設に向けた取り組みにつきましては、ワークショップの開催や市民シンポジウムの開催、それからパブリックコメント、市民説明会などの実施、それから広報うべへの掲載などを行いました。また、新聞報道などもございまして、市民への浸透を図ってきたところでございます。
今後は、さらに意見交換会や市民説明会などの開催、それから設計段階における動画のデータや模型の製作、それから広報用パンフレットの作成、市のホームページや広報うべへの掲載など、こういった従来の手法にとどまらず、情報発信に工夫を加えまして新たな手法を取り入れるなどして、新庁舎建設の進捗にあわせて、市民への周知を図り理解を深めていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
◆田中文代
ありがとうございます。
恐らく建物の形状ですとか、本当に青写真ですよね、そういったものが市民の目に触れるようになると、より一層、皆さんの期待というか、そういうものも高まっていくのではないかと思いますし、それについては、また御意見も出てくるかと思います。
現在のスケジュール案では、2021年、東京オリンピック・パラリンピックの翌年である本市の市制100周年からの供用開始も可能性として示されております。市民の方たちから既に、新庁舎建設のためにと御寄附もお寄せいただいております。県内他都市、周南市、防府市、長門市においても、現在、新庁舎建設計画が進んでおりますが、本市におきましても、次世代につなぐ新時代の象徴としての新市庁舎の姿を早く見たいという市民の方たちは多いと思います。
先ほども申し上げましたが、新市庁舎建設がそのままシビックプライド醸成につながっていくような、今後のより広い周知、より波及効果のある市民参画のあり方を探っていただいて、市民ワークショップに関しましては、庁舎は職員の皆さんの職場でもあります、ぜひ中に入っていただいて市民の方たちのお声を生で聞いていただけたらと思いますし、それがまた新しい仕事につながり、仕事を精査する部分にもつながってくるかと思います。ぜひ自前で、コンサルタント業者に頼ることなく市民ワークショップのようなものを引き続き開催し、意見交換の場でも活用していただきたいと思います。このことを切にお願いして、私の全ての質問を終わります。
ありがとうございました。
◎白石光芳都市整備部長
大変申しわけございません。補足して説明させていただきます。ワークショップには職員ももちろん参加しておりますので、引き続き市民の声を十分お聞きしてまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。